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デザイン制作は結局、3連休まるまる係りっきりとなってしまった。本当は3連休の間にこの他やりたいことがいろいろと山積みだったのだが、全く手をつけることができなかった。
イラストレーターなるソフトをみようみまねでこねくり回してなんとか印刷会社の求める形式にまとめて入稿まで完了した。大きな問題がなければ、約一週間後の12月初旬に刷り上ってくる予定だ。無事に刷り上ってきますように。
オフセット印刷は、版下代分のベーシックな臨界枚数を超えれば、それ以降の印刷枚数は値段に比例的な影響を与えないのだ。逆にその臨界枚数以上の大量発注により1枚あたりのコストは劇的に安くなる。
余談ではあるが、デザインの制作は、楽ではなかった。
ポストカードの裏面に関しては、できるだけ作品を大きく忠実に印刷したかったのだが、印刷すべき文字情報が結構たくさんあり、すっきりとまとめることができなかった。更に白黒の地味な切り絵に白黒も文字を配したところ、白と黒の世界=まさに遺作展的な淋しいレイアウトになってしまい。白黒以外の色味を配してみたり、いろいろと試してみたがイマイチバランスがよろしくない。ダークな色とのコントラストを生かすべく文字色を白抜きにすると締らない感じだったので、試行錯誤の末、切り絵の渋い世界ともマッチする明るめの山吹色に黒字を乗せるデザインでいくことに決定。完成したものを改めて見てみると、苦労した割にはやはり地味なデザインと相成りました。
ポストカードの表面(宛名面)に関しても、文字情報が多かったこと、地図やスタンプマークなどすべてゼロから作成したことがたいへんであった。結果、こちらも情報満載となってしまった。全体的にもう少しすっきりと内容にしたかった。しかたがなかったかもしれない。知り合いだけなく、修司氏を全く知らない人を含め、なるべくたくさんの人に見てもらうためには、ゼロから判るように文字脚注が必要なのだ。
情報満載の仕上がりをみた家族曰く『あなたの生きざまのようだね』と。確かに。いつでも盛りだくさんで欲張りすぎてますね。
目下、来年一月に予定している展覧会の招待状というかフライヤー的な意味合いのポストカードを準備中だ。これが、またしても私にとっては初の体験である。
年賀ハガキの写真印刷の発注程度ならば、毎年しているので訳ないのであるが、今回はそれとは事情が違う。配布枚数も私の年賀状よりも遥かに多いし、写真プリントというよりもオフセット印刷の発注となる。印刷部数や歩留まりも全く読めないから始末が悪い。コストパフォーマンスも考えながら発注数とスケジュールそして発注先も選定しなくてはならない。
ともかく、印刷に関してはある発注から完成まで程度時間もかかる話なので優先順位を上げて進めたいところだ。カードの制作にはいろいろなアプローチがあるのであろうが、当初考えていたような都内のFedEx Kinko's Japanなどのビジネスセンター兼出力センターで簡単済ませられるような代物ではなさそうだ。なかなかハードルは高い。
アートポストにマットコート、それぞれ180kgに220kgとハガキの紙質にもいろいろな種類があるようで厚さや表面加工などのバリエーションを印刷会社に送付させておいた印刷見本を眺めたり触ったりしながら思案中である。平行して版下のデザインも進めなくていけないのであるが、その前に展覧会のタイトルやキャッチコピーなど文字原稿をもっと練らなくてはいけない。だが、私のセンスがイマイチで、なかなか切れの良いコピーが出てこない。言葉をなるべく絞ってシャープに贅肉をそぎ落としたものにしたいのだが、どうしても冗長なものになってしまう。うーむ、言葉は実に奥が深い。
印刷会社で取り急ぎアプローチを考えてるいるのは、オンラインで受注している印刷会社で以下数社の中から絞り込む予定である。
- プリントパック
- アート番地美術印刷
- プリントビズ
- Suprint
- Gravity
#次回展覧会である2009年3月開催予定の「遺作展Ⅱ」へのご来場をお待ちしております。
今回の展覧会では、生前に制作された数多く作品の中から彼の愛した故郷 磐田市および遠州地区を含む静岡県西部地区の風景をテーマ・モチーフとした切り絵作品を厳選して展示する予定。また、(公式には初となる)画集のお披露目も準備しております。
■時間:9:00~21:00(*注:初日は11:00~、最終日は~15:00)
〒438-0077 磐田市国府台26-5 TEL:0538-32-6353
■料金:無料
■主催:後藤修司を偲ぶ会 事務局 spica2006jp-syuuji@yahoo.co.jp
#追記:関連記事
展覧会までの流れ概要(マイルストーン)
#追記:静岡市、磐田市のいろいろなお店にポストカードをおいてもらえることになりました
・展覧会ポストカード配布店@磐田市内
・展覧会ポストカード配布店@磐田市内(その2)
・展覧会ポストカード配布店@静岡市内
・展覧会ポストカード配布店@その他
この『後藤修司 切り絵作品集 【花編】』
芸術素人の私の目から見ても、作品クオリティやラインナップ的に自己満足の域を出ないことは重々承知ながら....生前、修司氏が言っていた『もし宝くじが当たったら、自分の作品を集めた画集を自費出版する費用に充てたい』というような、戯言を『目に見える形にしたかった』本当に只それだけが原動力で右も左もわからない自費出版にトライしたものです。
私が普段生活している東京と作家の拠点の静岡という物理的な距離の問題もあり、作品の整理や調整には通常それなりの時間がかかることが予想されました。四十九日法要へ向けてという短いスケジュールで完成させるという必要もあり、数年前に偶然データ化した花編の切り絵データのストックを用いて編纂しました。実はこれは当時、修司氏がこちらから頼みもしないのに我が家に作品のカラーコピーの「花の切り絵」レプリカ作品を大量に送り付けてきたのがことの発端で、2005年にデータ化、簡易作品集化、Blogギャラリー化を行ったものが残っておりそれらを流用した訳です。
今思うと、修司氏にとって「作品」は自分の子供のような存在だったのでしょう。それは当時我々夫婦が祖父母と離れて暮らしている孫(である我々の子供)のスナップ写真を祖父母の気持ちも考えずに一方的に大量に送り付けていたこととオーバーラップするような気がします。(我々としては祖父母が喜ぶと思っていたのですが修司氏曰く『孫の写真は、それ程嬉しくなかった』そうです。←いわゆるステレオタイプな言い方が許されるならば典型的なB型人間です)
発刊に際しては、東京・丸の内OAZO内・丸善本店の出版サービスセンターへ自費出版の見積りを取ったり、神保町界隈の書店や印刷所などを含め数々のリサーチを行った。結果、少ロットでもコストパフォーマンスが高く、無駄の少ないインターネットオンデマンド出版サービスphotoback(R)を採用。多少の制約はあるものの総合的にたいへん便利なサービスである。但し、500部以上の発行部数がある程度大量な場合は通常の自費出版でオフセット印刷のほうがはるかにコストパフォーマンスに優れることも記録しておきます。
せっかちな私にとって、東京丸の内の丸善本店のコンシェルジュ内の自費出版サービス部門の対応の遅さと説明の際の専門用語の多さと不親切さには驚かされた。相当のストレスと印刷文化の前時代的な体制を垣間見た貴重な体験であったが、それなりに動いてくれたご担当の原氏には感謝したい。しかし書店へ依頼するスタイルの個人レベルの自費出版というのは相当敷居が高い代物でコストも時間も相当掛かるということを認識させられた。今時、目線をかえれば簡易なエッセイ本程度ならBlogでスピーディーにしかもローコストで出版できるのに、そのアンバランス感といったら物凄いものがある気がした。
まぁ、ビジネス的な視点からすると、自費出版なんて出版社にとっても書店にとってもそんなに儲からない分野の話でしょうから仕方のない話ですね。本当にお金になる話なら自然に出版社の編集担当が目をつけてあちらから出版のお話を持ち込んでくる訳。至極、当然なお話です。
自費出版というのはホントに自己満足の世界なのです。でも、そんな自己満足でも形にすることで幸せな気分になれるのだったら、それもアリなのです。そんな時代なのだと思います。本件も本質的には、父・修司氏をダシにして彼の死を昇華するために遺族のエゴがそうさせている訳ですから。
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故郷、静岡の自然をテーマに透明感と力強さを特徴とする水彩画、切り絵、彫塑作品を数多く作成した。本ブログ作者の実父である。
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静岡県 磐田市生まれ 1933年8月13日(昭和8年)~2008年8月1日(平成20年)享年74歳
故郷、静岡の自然をテーマに透明感と力強さを特徴とする水彩画、切り絵、彫塑作品を数多く作成した。そんな彼の情報を中心に遺族の手により、ゆったりと運営していきます。