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時に世の中には嬉しい出会いというものが偶然訪れるものある。実は、2ヶ月程前、とあるかたからそのかたが企画する展覧会への作品出展のオファーがあったのだ。
彼とはお電話ではお話しすることはできたがまだ直接お会い出来ていない。疑い深い私には、まだそのことがいまだに信じられず半信半疑であったりするのであるが、概要は以下のとおりである。
彼は石川県輪島市の教育委員会の人で、6月にもんぜん町で予定しているきりえの展覧会へ作品を出品して欲しいというのだ。もんぜん町はきりえゆかりの街らしい。もんぜん町は日本きりえ協会の会長である木本有太可さんの出身地で「もんぜん文化村」という「切り絵」をテーマにしたギャラリーと文化施設もあるそうだ。展覧会はそのもんぜん文化村を会場として開催される予定だ。なんとも光栄なことである。いろいろと迷ったが出展へのオファーをお受けすることにした。
彼はインターネットで後藤修司の展覧会を知り、わざわざ石川県より静岡県磐田市へ足を運んでくれていたのだ。(しかも、まったく業務ではなくプライベートで)
2008年3月に開催していた展覧会初日に 後藤修司 遺作展Ⅱ『風と光~彼の愛した故郷:磐田の小さな草花たち』へご来場頂けたのだが、搬入が一段落して私が会場から離れていた為に直接お会いすることができず電話でお話しかできていない。
日本人はどうしてこんなにも桜が好きなのだろう?などと思いながらも、私は花より団子派なので夜桜の下、呑んで食べていました。
青山墓地の夜桜の習慣も年々その規模を増幅してしまい。余りに大きくなりなんだか業界の行事みたいになってしまっていて少々淋しい気もします。ほろ酔い気分で見上げた夜桜の向こうに見えた月がとても美しかった。予定していた2回の展覧会も一段落。とにかく、新しい季節が始まりました。
お酒の席が続く最近ですが、朝、駅までの道すがら可愛い草花の姿も発見しました。
東京都渋谷区桜丘町。渋谷の雑踏から代官山へ抜ける個人的にも素敵で好きなエリアの雰囲気のあるカフェHI.SCORE Kitchen(ハイスコアキッチン)で知人が写真の展覧会を開催していたのでプラリと覗きに行ってきた。後にライブへ行く用事があったので1時間程早めに家を出てカフェへ転がり込んでまったりと作品とカフェを楽しんだ。
前々からサイトで拝見していた写真の温かみのあるテイストが好きだった訳だが、愛溢れる作品と瞬間を切り取るセンスと作品タイトルに思わずにんまり。さすがにセンス溢れる作品揃いでした。
私の中では、彼はやっぱりアーティストなのだ。文章も写真も音楽もそしてライフスタイルも。もっとたくさんの作品見たくなったのでWebサイト「タヒチ通信」でチェックしてみたりした。やっぱり人の心を動かすのは愛なのだろう。そんなふうに思う。
■タイトル:木村 玲 初写真展「タヒチ3歳、日々。」
■期間:2009年3月20日(金)~4月18日(土)
■場所:「HI.SCORE Kitchen」(ハイスコアキッチン)
〒150-0031 東京都渋谷区桜丘町4-2 ジョイス渋谷3F TEL.03-3770-8145
http://hi.score-kitchen.com
会期の残り期間は僅かになってしまったが、新しい季節に新しい命の息吹を感じられる展覧会お薦めですよ。お近くへ行かれる用事のあるかたは足を運んでみては。
ご来場戴いたみなさん。ギャラリーをお貸し戴いたグルッペちぐさの村上さん。展覧会準備にご尽力戴いた全てにみなさん。ありがとうございました。(遠路、東京都や石川県からいらして戴いたかたもいらっしゃいましてなんとも有難いようなそして申し訳ないような気持ちです。遠路をありがとうございました)
実はこの遺作展Ⅱの最終日を含む週末(本来はギャラリーで展覧会を締めくくるべく搬出をしているはずだったのですが)私自身は訳あって京都へ行かなくてはならなかったので、同週末の早朝、東京発の新幹線で京都へ向かっていたのでした。(そういう訳で搬出は私の母を含む地元磐田在住のスタッフへお願いしました)
このような貴重な機会に恵まれたのは本当に全くの偶然でしたが、文化的に貧困な知識しか持ち合わせない私にとって、勿体無く貴重な体験であったのと共に運命的なものを感じました。
墨で描かれた襖絵は作者の最期の時期に描かれた作品らしく、その作品に込められた哲学『作品は作成された直後はまだ完成しておらず、作者の死後時間を掛けて、多くの人に見られていく中で成熟・完成されていく』というような宇宙的な時間のスケール感に感銘を受けました。
丁寧な解説がなければ、薄暗い水墨画風の襖絵という程度の認識でスルーしてしまうところであったが、含蓄のある解説を丁寧にして下さったF氏に感謝したい。(氏は学芸員なのであろうか?年号や歴史を踏まえた学術的背景も踏まえつつも分かりやすく飽きさせない内容。そして慣れた雰囲気のご説明でした)
ともあれ、文化とはこういう人の施しによって生まれ、育まれていくものなのでしょうね。文化や芸術の生まれる背景は中世ヨーロッパも室町京都もそして現代もなお共通しているような気がしました。でも、その反面でもっと庶民的というかソリッドでパンキッシュであって欲しいとも個人的には思うのです。
春休み最後の週末、そして桜の美しいベスト・シーズンとあって、古都・京都へ向かう新幹線の指定席は一ヶ月前から全て埋まっていて指定席を押さえることができなかった。その為、やむなく自由席へ乗車した。とはいえ、東京は始発駅なので、なんなく座ることができました。土曜日の朝7:03東京発の新幹線。静岡で一人合流する都合があったので「のぞみ」ではなかったが、静岡停車する京都行きのひかりで最速の列車を選択(1時間に一本程度走っている様子)10時前に京都へ到着。市営地下鉄烏丸線で今回の旅の拠点となる御所のすぐそば、今出川駅を目指した。隙間時間を活用して八坂神社から始まる簡単な京都観光をした後、相国寺にあるご先祖さまのお墓参りをした翌日、その延長の観光予定だったイベントが文化芸術の貴重なお話をうかがえる機会となった。竜安寺の石庭・枯山水で締めて、新幹線へ飛び乗り東京へ着いたのは23時前でした。
※余談ではありますが...
JR東海のキャンペーンポスターにある相国寺 鳴き龍。このポスターに映っているお坊さんが遠縁の身内であったことが判明した旅でもありました。
2009年3月の約1ヶ月間、後藤修司 遺作展Ⅱ@静岡・磐田が開催されています。今回の展覧会は作者の生まれ故郷である静岡県磐田市の草花をテーマにしたカラー切り絵を展示しております。(カラーの切り絵というのは恐らく珍しいのだろうと思います)会場ではご好評頂きましたミニ画集も販売しております。
春を予感させるこの季節に芽吹く小さな植物たちの生命力をテーマとした展覧会を開催することは、我々主催者にとって父・後藤修司氏との死別の悲しみとの決別と新しい生活へのリスタートの決意を内包するサブテーマとして意図した展覧でもあります。ひとりでも多くの方がこの展覧会へ足を運んで頂けるようにと思っております。
作者・後藤修司氏が生前に毎朝と夕方、日課としていた愛犬リュウとの散歩。その散歩道である安久路川の土手に自生する植物たちが作品モチーフなのです。かつて、法事の為に帰省した際、亡父の代わりに愛犬(であり駄犬である)リュウと在りし日のルートを散歩した時に切り絵のモチーフとなっている植物達が風にたなびいている姿を発見しました。そのとき、これら草花を犬の散歩がてら摘み取って、自宅アトリエ(書斎)でデッサンして切り絵として光と影をデフォルメしていったのであろう氏の姿が思い浮かびました。モチーフが華やかな切花でなく野生の自生する草花ってあたりが氏らしい。などと、しみじみ思います。これって昭和一桁生まれの侘び寂びなのでしょうかね?
※お詫び:
当方、本業の忙しさもありまして、すっかり更新が遅れておりました。気付けば展覧会の会期も残り10日間程度しかござません。先の展覧会Ⅰの開催に際しては義理の兄に『本業を疎かにしてない?』と心配すらされた当方の本業ですが、実はそちらも充実しております。
自宅へ帰れない程の忙しい日々や歳甲斐もなく連続徹夜記録を更新したり、そしてそんな苦労を一気に忘れさせてくれるような思いがけない大成果の結実の到来を予感させる嬉しい感動の出来事が続いていたりします。展覧会の準備などのプライベートな時間を捻出する為には、睡眠時間を削るしか方法がない訳ですが、その削るべき睡眠時間すらないような日々がずっと続いている訳です。モチロンそんな出来事の中には朝までのお酒の席なんかもある訳で、それはそれで開放される瞬間だったりします。赤坂、西麻布、六本木、渋谷、新宿、恵比寿と今、振り返ってみると殆ど毎週呑んでます。先週は熱海へ遠征して泊まりの典型的な温泉&宴会三昧。そしてオプションに体育会系の超ハードなテニス合宿を決行してきました。その筋肉痛も和らいだ今週末の3連休は数ヶ月ぶりに自宅でゆっくりと過ごしています。
その間にグラミー賞やらオスカー賞やら例年の世界のアウォード・ウィークが過ぎてしまいましたが、そちらのチェックも怠りなく過ごしていたのでありました。そんな訳で今聴いているのはコールドプレイ。Rockin'on誌クリス・マーティン氏のインタビュー記事は多忙につき、まだ読めていない状態だ。そういえば、本日2009/3/20は来日中のOASISの東京(幕張)公演の日でもある。きっと「DON'T LOOK BACK IN ANGER」を泣きながら大合唱することになるのであろう。UK音楽シーンの雄達それぞれの奏でる音楽のもつ静寂の間は、日本人の侘び寂び感覚へ通じるものがあり、それらがシンパシーへと繋がっているように思う。
■展覧会Ⅱポストカード配布店@磐田市内(その2Ⅱ)
展覧会Ⅱに際して磐田市内エリアで展覧会ポストカードを置かせて頂いた店舗が増えましたので以下へまとめます。こちらもどのお店もアポなし、飛び込みでポストカードを置いて頂くという乱暴なお願いに快くお応えいただき大感謝です。コメントが少々プロモーション過多気味に感じられるかたがいらっしゃるかもしれませんが、我々の感謝の気持ちです。お近くにいらした際にはお立ち寄りになってみて下さい。
http://www.mataichian.co.jp/
〒438-0086
磐田市見付2808
TEL 0538-32-2371
※桜もちとうぐいす餅が目印、吟醸酒まんじゅうも是非。マックスバリュ磐田見付店の南西・徒歩1分、旧東海道見付宿に所在。又一庵発祥の店はココ!
http://romipan.petit.cc/
〒438-0086
磐田市見付1945-1コーポラスヤング1F
TEL/FAX:0538-36-8100
※噛むほどにうまい食パン、絶妙な甘さの蜂蜜くるみパン。サークルK二番町店の西向かい。行列のできるパン屋さん。数量限定売切御免。パン好きの貴女なら目が離せない!
http://health.yahoo.co.jp/hospital/detail/587824/
〒438-0086
磐田市見付清水町2689-2
TEL 0538-35-4712
※ウサギのロゴマークのK.clinic。鯉とウサギのいる小児科医。
床暖房完備。遊び心たっぷりの待合室でしばしお待ちを。内科併設。成人対象の予防接種も受付中!
〒438-0086
磐田市見付二番町2424
TEL 0538-34-6172
※「はいっ、いらっしゃいませ」の声と笑顔。磐田市立北小学校の南西。麻の夏物衣料も安心。確かな技術と丁寧な仕事。信頼に応えてくれる店はココ!
〒438-0086
磐田市見付3500
TEL 0538-37-4525
※膝の痛みには、コンドロイチンZが御奨め。マックスバリュ磐田見付店にあるからとても便利。親切丁寧。相談のできる街の薬屋さんはココ!
http://www.hahoo.jp/~aki/
〒438-0078
磐田市中泉497-1 天平のまちビル2F
TEL 0538-33-8405
※「こんにちは、お待たせしました」の院長の声と笑顔。ほぼ違えぬ予約時間に患者への誠意が伝わってくる。磐田駅から徒歩3分。信頼に応えてくれる歯医者さんはココ!
#追記:関連記事
展覧会ポストカード~手渡し配布の旅
みなさま、ありがとうございました。
まずは、お時間を割いてわざわざこの展覧会へご来場戴いたみなさま。そしてギャラリーを提供して頂いたたかまつギャラリーの石川ご夫妻をはじめ展覧会開催に際してご協力、ご尽力いただいた全てのみなさまへこの場を借りて、お礼と感謝の意をお伝えしたいと思います。
しかしながら、本音をいうと、当初私自身は地元静岡・磐田市ではなく東京都内での展覧会開催を考えていた。彼の経歴(バックボーン)を知らない人向けに、いわば、他流試合の意味を含めて遺作展を開催したほうが良いのではないだろうか?と考えていた。
縁もゆかりも無いところで彼の作品を客観的に評価してもらいたかったのだ。(その想いは今も変わりないのではあるが)
銀座でも青山でも赤坂でも乃木坂でも良い。若い人ターゲットに渋谷や代官山や下北沢。学生の多い神田、御茶ノ水や神保町、練馬あたりどこでも良い。それぞれ具体的なあてはなかったが、やる気になればそのどこでも展覧会を開催することができただろうし、これから将来も開催することはできる気がしている。
が、しかし、今回彼の地元で展覧会を開催することで後藤修司氏の人としての歴史(=人生)を知る人達に観て頂くことが出来た。そして、私自身も僅かではあるが、それらの人々をめぐり合うことが出来、在りし日の彼の佇まいの断片をうかがい知ることが出来た。これは貴重な体験であり、たいへん有意義なことであった。
搬出の日である展覧会の最終日は終了時刻を通常の午後9時よりも早く午後3時としていた。それに併せて我々スタッフは午後2時半にギャラリーへ搬出の為に集合した。私にとっては実に1ヶ月振りのギャラリーである。
まずは、持ち込んだビデオカメラとカメラを三脚にセットしてギャラリーを含めて雰囲気を記録した。そして、今度はスタッフ一同記念写真撮影。
そして、いよいよ搬出である。
搬出は搬入のそれよりもはるかにシンプルである。天井からワイヤーで吊り下げられているピクチャーハンガーから額を外して、ガラス面を併せて二枚ずつペアにして、四隅をカバーする保護材(画用紙で出来た簡単なもの)といっしょに紐で縛りこのセットを複数作る。今回展示した作品は13点と奇数枚となるのでアトリエ(というか自宅)から余分に同サイズの額を持ち込んで対にして梱包を行った。
展示していた作品と額は、物置と化しているかつての私の部屋へ保管されている。日光と埃対策の為に大判の布を探したが適当なものが見つからなかった為にシーツで代用。ガラス面保護の為に二枚ずつ面合わせでセットアップした額の裏には題箋と写真をつけて整理しておいた。
現在、仮の仏壇が飾られている後藤修司氏の書斎兼アトリエを早く整理したいところだ。併せて、山積みになっている作品の発掘とその整理へも着手したい。それはきっと、発掘作業のような手探り状態となることだろう。個人的には膨大な彼の作品中で最も味わい深いと思っている水彩画作品の整理をしたいと思っている。
【Special Thanks】(思いつくまま追記していきます)
・ギャラリーたかまつ
・磐田美術協会
・磐田文化協会
・アオシマ画材店
・いわたコピーセンター
・磐田市 秘書広報課
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静岡県 磐田市生まれ 1933年8月13日(昭和8年)~2008年8月1日(平成20年)享年74歳
故郷、静岡の自然をテーマに透明感と力強さを特徴とする水彩画、切り絵、彫塑作品を数多く作成した。そんな彼の情報を中心に遺族の手により、ゆったりと運営していきます。